2016年8月29日 (仮訳)ニュージーランド産樹皮生ヒメスミイボゴケ属の2新種 Mayrhofer, H., Ropin, K. & Elix, JA. 2016. Two new corticolous species of Amandinea (Ascomycota, Physciaceae) from New Zealand. researchgate.net. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Helmut_Mayrhofer/publication/295689050_OFF-PRINT_Two_new_corticolous_species_of_Amandinea_Ascomycota_Physciaceae_from_New_Zealand/links/56cc727308ae5488f0dd00b8.pdf [Accessed August 29, 2016]. 【R3-03243】2016/08/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランドで採集された樹皮生地衣2種を検討し、それぞれAmandinea ornataおよびA. ropiniiとして新種記載した。 また、ニュージーランドから初めてA. lignicola var. australisおよびA. pillagaensisを報告した。 ニュージーランド産樹上生ヒメスミイボゴケ属地衣の検索表を掲載した。 New Zealand, North Island, South Auckland, Stoney Point, Lake Tarawera, SE of Rotorua (新種) Amandinea ornata Ropin, H.Mayrhofer & Elix 語源…装飾のある(子嚢胞子表面の性状から) 【よく似た種との区別】 Amandinea subduplicata 本種と異なり子器が初めレカノラ型という特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む New Zealand, North Island, Wellington, Waser Bay, Mirimar Peninsula, E of Wellington (新種) Amandinea ropinii H.Mayrhofer & Elix 語源…地衣学者のKlaus Ropin博士に献名 【よく似た種との区別】 Amandinea stajsicii オーストラリアに分布する 胞子発達の初期段階が類似している 本種と異なり南オーストラリア州およびノーフォーク諸島における分布が知られている 本種と異なりニュージーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり子器が初めレカノラ型でのちにビアトラ型、最終的にレキデア型になるのではなく一貫してレキデア型 本種と胞子の発達様式が異なる (ニュージーランド新産種) Amandinea lignicola var. australis Elix & Kantvilas 【よく似た種との区別】 Amandinea pillagaensis ニュージーランドに分布する 樹上生地衣である 子器が一貫してレキデア型 髄層がC陰性 UV陰性 子嚢胞子の発達過程で中ほどの部分が厚くなる 地衣成分としてキサントンを欠く 本変種より子嚢胞子のサイズが大きい 本変種と異なり子嚢胞子の頂部が厚くなる (ニュージーランド新産種) Amandinea pillagaensis Elix & Kantvilas 【よく似た種との区別】 Amandinea lignicola var. australis ニュージーランドに分布する 樹上生地衣である 子器が一貫してレキデア型 髄層がC陰性 UV陰性 子嚢胞子の発達過程で中ほどの部分が厚くなる 地衣成分としてキサントンを欠く 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の頂部が厚くならない